広いリビングや吹き抜けのある一戸建ての場合、寒さを解消するために業務用エアコンを設置できないか考えた人は意外と多いのではないでしょうか。結論としては業務用エアコンを一般家庭に取付けることは可能です。しかし電力会社との契約の違いやメリット、デメリットをよく考えてから設置することをお勧めします。家庭用との一番の違いは電源が異なる点です。

そのため業務用を取付けるためには、低圧電力プランの契約をする必要があります。しかしブレーカーなどの配線工事ができていないと、引き込み工事ができないため現実的は方法ではありません。業務用エアコンの機種の中には、一般家庭でも使える単相200Vを電源としている製品があります。そのような機種を選択すれば、電力会社との契約を変更する必要はなくなります。

また家庭用と比較して機能がシンプルで小型化されていないため、同じ出力の製品の場合では安価な場合が多いです。ただ新築の時や大掛かりなリフォームの時でないと、床置きタイプと壁掛けタイプ以外を取付けるのは難しいので選択肢は限られます。もともと業務用エアコンはオフィスや飲食店など、広い空間の室温を快適に保つために作られています。そのため強いパワーで稼働する必要があり、家庭用の製品より耐久性に優れていて長持ちする場合が多いです。

メーカー保証も5年から15年保証のものまであり、家庭用より保証期間が長く設定されいます。設置費用は高額になりますが、複数台家庭用を取付けた場合より消費電力を抑えることが可能なので電気代が節約できます。